「ホンモノの精油のお話し」野生ラベンダー
フランスブルターニュ地方で12年間ハーブ農園を経営されていた
石田佳奈子さんに貴重なお話をお伺いすることができました。
アルプス山脈の環境汚染されていない山岳地帯で自生している野生ラベンダーの収穫について。
収穫作業の前準備として、カマを綺麗に良く研いで、ラベンダーを傷つけないように花の部分だけ
手で収穫していくことで香り良く環境への優しさにもつながる・・・
ラベンダーの寿命を長くし共存できる関係が築けます。
トラクターなどで収穫をすると寿命も縮まってしまうそうです。
↑こちらはラベンダー収穫中のオーガニックハーブ農家ルソーさん
大変な収穫作業を効率よく体に負担をかけないよう
合気道をやっているルソーさんは、その要素を取り入れながら
独自の方法で収穫するそうです。
「ラベンダー収穫は体にこたえるが、心は安定している」
彼の言葉です。
収穫後、ラベンダーが呼吸できるよう布に入れて
山の中を40㎞歩き、車へ運びます。
スピードが精油の命!
そこから30分以内に下山し蒸留所へと運ばれます。
銅製蒸留器で作られた精油は、まろやかで優しい香りになるそうです。
〜大切な事をメモ〜
ホンモノの精油を見極める
・各生産地の労働環境
・環境問題への配慮
・生産過程、生産者の生産に対する想い
ローズウッド、サンダルウッド、フランキンセンス、ティーツリーなど
今世紀の終わりまでに3分の2の植物が絶滅の危機にさらされているそうです。
私たち消費者も、人にも環境にも優しい精油の意味を考えるべき問題であり課題でもある
と実感しました。
ただただ消費するのではなく!
「収穫している人の気持ち・エネルギーが精油に入る」
佳奈子さんの忘れられない一言です。
同じ精油でも生育の条件によって成分・香りの印象が変わりますし、
農家、収穫者の魂、生命力、エネルギーこれらが全て詰まっています。
消費者も使うときの気持ちやエネルギーは大切なのではないかと感じました!
ルソーさんのラベンダー精油を実際に使っていますが、生命力・治癒力の高さを体感しています。
旅行にも必ず携帯する万能な精油です。
今回の講習会では万能軟膏作りや、エネルギーたっぷりのハーブも購入しました。
これからは、その植物の育った環境や、生産者さんの気持ちを受け取り
自然の恩恵に想いを馳せながら生活に取り入れていきたいです。
佳奈子さんのショップLien
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